大きな声を出したり、笑ったり、くしゃみをしたりしたときに、パンツがじわりと濡れてしまう……そんな尿漏れの経験、女性のみなさんはありませんか?
実は、妊娠・出産を経験した女性の多くが、この突然の尿漏れに心当たりがあるといわれています。その名も「腹圧性尿失禁」。そこで以下では、この尿漏れの原因や改善・予防方法について取り上げていきます。
- 【この記事をおすすめできる人】
- ちょっとしたことで尿漏れをするようになった
- 尿漏れのことを恥ずかしくて周囲に相談できない
- 泌尿器科に相談するべきか迷っている
みんな経験する!?産後に訪れる突然の尿漏れとは
現在、2児の母として活躍する関根勤さんの長女・関根麻里さん(36)は、1人目の子どもを妊娠中に突然の尿漏れを経験したことがあることをメディアで明かしました。
それは、「くしゃみをする」「大声で話す」「笑う」などの行為をするだけで、尿漏れが起きてしまうという現象。一般的にこれを「腹圧性尿失禁」と呼びます。
関根麻里さんの場合、出産後も尿漏れ(腹圧性尿失禁)が続きますが、日常的に尿漏れパッドを使用したり、骨盤底筋のトレーニングを行ったりして、最終的には無事に症状を改善へと導くことに成功しました。
この話をみて、「ドキッ」とした方もいらっしゃるのでは?
関根麻里さんの尿漏れは、妊娠・出産の経験者なら誰でも起こり得る現象です。
恥ずかしくて尿漏れの悩みを夫や知り合いに相談できないという方は、どうぞご安心ください。事を大げさにしなくても、関根麻里さんのように適切にトレーニングをすることで尿漏れを改善・予防することができますよ!
産後に尿漏れが多くなる「腹圧性尿失禁」とは
妊娠中や出産後に尿漏れが起こってしまうメカニズムとは何なのでしょうか。
もともと尿道は、「骨盤底筋」と呼ばれる部位に支えられて骨盤に固定されています。正常な状態では、「くしゃみをする」「大声で話す」「笑う」といった行為で腹圧がかかっても、骨盤底筋や周辺の部位が機能することで尿道を狭め、漏れを防いでくれます。
しかし妊娠・出産で骨盤底筋が損傷する・ゆるむと、腹圧に耐えてくれるメカニズムがうまく作用しなくなってしまうのです。これが、「腹圧性尿失禁」が起こってしまう最大の理由です。
誰でもできる!産後の尿漏れの改善・予防方法
腹圧性尿失禁は外科手術で治療をすることも可能ですが、誰でも日常的に実践できる方法として「骨盤底筋体操」があります。
この運動は、骨盤底筋を鍛え直し、尿道を閉じる力を取り戻すという意味があります。完全に腹圧性尿失禁を治せるという保証はありませんが、症状を改善・予防する効果を見込めますので、ぜひ試してみてください。
ポイントは、尿を止めようとする効果を発揮する括約筋をしっかり使うことです。ちゃんと尿意が起こるまでちょっと待つように意識してみてください。「漏れるといけないからと早めにトイレに行く」ことが良くないことがわかりるはずです。
この運動を行っても、まだ尿漏れが気になるという場合は、泌尿器科に相談してみることをおすすめします。
まとめ:産後の尿漏れのお悩みは旭川の神楽岡泌尿器科にご相談ください!
関根麻里さんは、自身の尿漏れ体験を明かしながら、次のようにいいます。
専門家に話を聞いてもらうと楽になれます。たくさんのケースを見てきたお医者さんや助産師さんからすれば『あるある』ですし、個別の事情に合わせた改善策も教えてもらえます
引用:関根麻里、「尿漏れ」を“旬な話題”に「誰にでも起こり得ること」〈週刊朝日〉(AERA dot.) – Yahoo!ニュース
骨盤底筋体操は、腹圧性尿失禁の完治を目的としたものではありません。改善の効果は、個人差があるといってよいでしょう。
もしも尿漏れが気になるなら、旭川の神楽岡泌尿器科にお気軽にご相談ください!
院長による無料メール相談も承っておりますので、周囲にはなかなか相談できないお悩みを親身に伺い、適切なアドバイスをいたします。
【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など