症状3 糖尿病
血液中の糖分が以上に高くなる病気で、血管がもろくなり、動脈硬化が進行します。さらに、目や腎臓・神経など全身のさまざまな臓器に障害が起こる危険があります。
※糖尿病の診断基準
❏ 空腹時血糖値・・・・・・・・・・・・・126mg/dL以上
❏ 75g経口ぶどう糖負荷試験2時間値・・・200mg/dL以上
❏ 随時血糖値・・・・・・・・・・・・・・200mg/dL以上
症状4 肥満
肥満は、体の中に体脂肪が過剰に蓄積した状態と定義され、BMI25以上が肥満と判定されます。肥満には2つのタイプがあり、内臓脂肪型は、内臓に過剰にたまった死亡が高血圧や高脂血症などさまざまな病気を引き起こすと考えられています。ウエスト経が男性で85cm以上、女性で90cm以上であれば、内臓脂肪型肥満を疑ってみてください。
【生活習慣病の予防・改善】
1 食生活を改善しましょう
❏ 体に良いものをバランスよく食べましょう。
- 野菜や果物をよく食べ、お肉よりも魚を多く摂る。
- 1日30品目いろいろな食材を摂る。
- 植物油を使う機会を増やす。
❏ 食塩摂取量をおさえましょう。
- ラーメンやうどんなどの汁は残し、みそ汁は具だくさんにする。
- 漬け物類は控えめにする。
❏ 食べ過ぎ、外食、不規則な食事時間に気をつけましょう。
- 少ない量で満腹感を得るためにゆっくり噛み、腹八分目にする。
- 外食はできるだけ避け、外食時は品目の多いメニューにする。
- 忙しくても食事は抜かず、間食はしないようにする。
※野菜・果物の積極的摂取は、腎臓の病気の方にはおすすめできません。持病がある方は、医師の指示に従ってください。
2 運動しましょう
効果的なのは、ウォーキングやエアロビクス、水泳などの有酸素運動です。毎日運動する時間が取れそうにない方は、なるべく電車やバスを使わずに歩く時間を増やすなど、日常生活の中で体を動かすようにしましょう。
※心臓や腎臓に持病がある方、重度の高血圧の方は運動療法はすすめられません。必ず医師と相談してから行うようにしてください。
3 節酒・禁煙をしましょう
飲酒や喫煙は、わかっっているけど止められないものです。ですが、いま一度、ご自分の健康のためにも考えてみてください。
4 処方された薬はきちんと服用しましょう
生活習慣を改善しても、治療目標値に届かないときは、薬物療法を追加します。薬は、あなたの症状に合わせて処方されます。医師の指導に従って、規則正しく服用しましょう。
「気のせい?」と思って病気のサインを見逃したり、我慢してしまうと、知らないうちに病気が進行してしまうこともあります。気になる症状や不安なことがある方は、早めに医師に相談しましょう。
【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など