泌尿器科は何をみるところですか?
A.排尿に関して。
尿が出づらい・尿が近い・夜間おしっこに起きるようになった・尿がもれる・
などの排尿に関する症状は泌尿器科となります。
子供のおねしょから老人のオムツ管理まで、老若男女全ての方々に関わるものです。
B.尿路の腫瘍、結石
腎臓〜尿管〜膀胱〜尿道と尿の流れる通路の腫瘍病変は泌尿器科となります。
血尿がでた・排尿するときに痛いなどほかには腰部の痛み(尿管結石・腎腫瘍などのことがあります)内科での検診でのレントゲンや超音波検査で異常を指摘されることもあります。
C.尿路の感染症
最近は発熱=コロナ?なんて発想が多くなっていますが、風邪や上気道の症状のない発熱は尿の中に細菌が入っていることがあります。尿路の感染症(排尿痛や血尿を伴います)も泌尿器科です。排尿異常に伴う感染(高齢者)もありますが、若年者の尿道炎(性病が多いです)、包茎〜亀頭包皮炎などのお子さんの感染症もあります。
D.男性性機能
婦人科に対応しますが、男性性器の異常、勃起や精液の異常に対しての治療や検査もします。男性不妊症などの性機能や男性生殖器の異常も泌尿器科です。ホルモン異常については、脳の中枢(下垂体や視床下部)や副腎(両側腎臓の上にあります)の機能異常も関連するので、泌尿器科で対応することもあります。
以上、泌尿器科の疾患は老若男女ほとんどすべての方々がかかわるものです。泌尿器科の関連領域は多岐にわたりますので、遠慮なくご相談いただきたいと思います。
女性です。婦人科と泌尿器科どちらを受診したらいいですか?
まず婦人科でのご相談をお勧めします。婦人科での検査で異常がなければ泌尿器科受診を勧められると思います。
診察で痛いことしますか?恥ずかしいイメージがあります。
みなさんがこのような質問をされますが、痛い場合は異常があるということです。必要のない診察はしないようにしています。男性の生殖器に関しては、自分で確認できる部分が多くありますので、ご自分で観察評価していただくことが多いです。基本、見られたくない部分を見せていただくことはありませんのでご安心ください。いまは、自分で写真を撮って見せていただくことも容易にできますね?ご検討ください。
子供を病院に連れていくのはどのタイミングでいいですか?
まずはかかりつけの小児科でご相談ください。