
30代女性 尿失禁(頻尿)
秋口、朝晩の冷えを感じ出すこの季節、特に多くなる症状は、女性の頻尿です。
女性は、出産や閉経など、体のバランスが変わり、排尿などの日常生活の生理現象に影響があることが多いです。
加齢による筋力の衰えで膀胱が下がり、周辺の筋肉の締りが悪くなることもあります。
今回の女性も30代と非常に年齢的には若いですが、出産後の軽い尿失禁があり、とても悩まれていました。出産や閉経などは多くの女性が経験することで、同じような悩みを持っている人たちは少なくありません。
尿失禁は、個人差もあり、他の病気などと違い、強い痛みや体の見た目の変化などはありませんから、ある程度生活習慣で(水を控えたり、トイレに早めにいくなど)対応していて、病院にかかられない方が多いです。
ただし、以前にもお話していますが、頻尿の改善には生活習慣の指導が欠かせません。
年齢や体の変化にそのまま流されず、膀胱や周辺の筋肉をよく使い、鍛えて機能を向上または、保っていく。当院では、排尿の数や量、サポートする薬の量などを、具体的に数字でわかりやすく伝え、理解していただき、モチベーションを高く保ちながら、トレーニングすることをお勧めしています。
みなさんの頻尿など、当たりまえになっている体の変化に慣れてしまって、本当はもっと快適な毎日を送るチャンスを逃しているかもしれません。
先生はとても優しく、丁寧にお話してくださいますので、メールや電話などでお気軽にお問い合わせください。

【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など