HIV検査は、保健所や医療機関で誰でも受けることができます。では、具体的にどのようなタイミングで検査を受けるのが適切なのでしょうか。「早過ぎたらどうしよう」「遅すぎたらどうしよう」と不安をお持ちの方に解説します。
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HIV検査を受けるタイミングとは?
(引用画像:エイズ予防情報ネット)
HIVウイルスに感染した場合、およそ28日前後で血中からHIV抗体が検出されます。ですから、「あのときに感染したかもしれない」と心当たりのある日から約4週間くらいをめどに検査を受けることをおすすめします。
また、一度「陰性」になった場合は、感染してないことを再確認するために、3ヵ月後をめどに再検査してみましょう。
HIV検査ではどんなことをやるの?
HIV検査では、AIDS(エイズ)を引き起こすHIVウイルスに感染しているかどうかを調べるために「抗体検査」を行います。HIVウイルスに感染していれば、身体がこれに対抗するために抗体をつくりますが、感染していなければ、当然、抗体を見つけることができません。
検査の方法はさまざまで、早期の時点で感染を確認できる「核酸増幅検査(NAT検査)」、HIVのタンパク質を見つける「抗原検査」、抗体・抗原の両方を検査する「抗原抗体同時検査」があります。
HIV検査はどこで受けられる機関はどこ?
HIV検査は全国の保健所・自治体の特設検査施設で受けることができます。費用は無料です。
またその他にも、お金を出せば医療機関でも検査を受けられます。こちらは自費診療で5千~1万円の費用が発生しますのでご注意ください。
神楽岡泌尿器科では、「HIVに感染しているか確認したい」という申し出があれば、保健所を紹介しています。また、性病を繰り返している方には、しばしば保険診療でHIVの検査をすすめる場合もあります。
お困りの際は、ぜひ一度、当院にご相談ください。
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【著作・メディア掲載など】
- 2014年 『「気持ちいいオシッコ」のすすめ』(現代書林)刊行
- 2016年 『現代の赤ひげ 医療最前線の名医9人』掲載
- 2016年 『週刊新潮』(10/27 号)掲載
- 2020年 『メディアあさひかわ』(4月号)掲載
- 2020年 『メディアあさひかわ』(5月号)掲載
- 2021年 『メディアあさひかわ』(5月号)掲載
【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など