前立腺肥大症には
- 「出にくい」(排尿症状)
- 「出きらない」(排尿後症状)
- 「ためられない」(蓄尿症状)
の3つの症状があります。
悪化すると「尿閉」など尿路全体に悪影響を及ぼす可能性がある病気ですので、上記のような症状をお持ちの方は医療機関にご相談することをおすすめい たします。
また、薬など病院で受けられる治療だけではなく、前立腺肥大症を悪化させないために日常生活でもいくつかの心がけをすることが大切です。
今回は、前立腺肥大症を悪化させないための日常生活のポイントをご紹介します。
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前立腺肥大症で気をつけたい日常生活のポイント6カ条
前立腺肥大症は、日常生活を少し工夫するだけで、ある程度軽くできる可能性があります.日頃から症状を悪化させない生活習慣を心がけることが大切です。
以下は前立腺肥大症を悪化させないために気をつけたい日常生活のポイント6つです。
- 1. コーヒーやアルコールを飲み過ぎない
- 2. 便秘に注意する(できるだけいきまずに排便する)
- 3. 運転(自動車、自転車)など長時間座った姿勢をとらない
- 4. 下半身を冷やさないようにする
- 5. 軽い体操や散歩など適度な運動を
- 6. 刺激の強い食べ物は避ける
分からないこと・さらに詳しいことは遠慮なく泌尿器科医師にお尋ねください
今回は日常生活でできる前立腺肥大症対策をご紹介しましたが、病院を受診するとさらに専門的な相談・治療が可能になります。お気軽にご受診ください。
【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など