リュープロレリン注射部位の注意や変化

前立腺がんの内分泌療法について、7回にわたってご紹介しています。
5回目の今回は、前立腺がんの内分泌療法に使用される薬「リュープロレリン」を投与した際、注射部位の注意や変化などをご紹介いたします。

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「リュープロレリン」の注射後注意していただきたいこと

リュープロレリンの注射部位に、「しこり」を感じることがあります。この「しこり」は、体内に注射された薬剤を含むマイクロカプセルに周囲組織が反応して硬結が生じたものです。

時に、この「しこり」が赤く腫れ、傷みを伴う場合があります。また、注射部位の皮膚を傷つけてしまうと、まれにですが、可能したり、傷が深くただれたような状態(潰瘍化)になる場合があります。
注射部位にこのような異常がみられたら、すみやかに石や看護師にお伝えください。

「リュープロレリン」注射後の変化

「リュープロレリン」の注射後注意していただきたいこと

注射部位の変化

A女性の更年期に似た症状がみられることがあります。

リュープロレリンは、マイクロカプセルの中に薬の成分が入っています。

リュープロレリンを皮下に注射すると、マイクロカプセルが溶けて薬の成分が、徐々に放出されるように工夫されています。この工夫によって、リュープロレリンの安定した効果が持続的に得られ、その効果は4週間持続します。

注射部位の「しこり」はカプセルの溶解とともに軽減し、やがて消失します。
注射の度に「しこり」ができるときは、医師や看護師に伝えてください。

「リュープロレリン」注射部位の変化