無症状で気づきにくい!前立腺結石の原因・症状・治療方法をまとめて紹介

前立腺結石は、無症状の場合、治療の必要が無いことが多いものです。しかし、症状が現れる場合は治療が必要になるため、いざという時に行動できるよう知識を身につけていきましょう。

この記事では、前立腺に関する悩みを多く解決してきた神楽岡泌尿器科が、前立腺結石について解説しています。

原因や症状だけでなく、具体的な治療法や、受診が必要なラインまで解説しますので、前立腺結石に不安をお持ちの方は参考にしてください。

前立腺結石とは?原因と症状を解説

前立腺結石とは、前立腺の中に結石ができた状態のことです。実は50歳以上の男性の約80%に見られる状態であり、通常問題となることが少ない結石です。

※腎結石や膀胱結石とは別物なので注意

前立腺結石の原因

原因は、前立腺肥大や、前立腺の細菌感染、炎症によって塞がってしまい、分泌物が滞ることと考えられています。

前立腺肥大の症状

症状については無症状のことが多く、前立腺結石があるものの問題なく生活される方もいます。問題は症状がある場合です。

排尿時に痛みが出る場合、オシッコがしにくくなる場合などの症状がある場合は前立腺炎や前立腺肥大が併発していることも多く、治療が必要になります。

前立腺結石の治療法と予後

前立腺結石の治療は、検査により原因を特定して治療を行います。ここでは一例を紹介しましょう。

前立腺結石が尿道に出た場合

何かの拍子で、前立腺内部の結石が組織を破り尿道側に出てしまう時があります。そうなった場合、排尿痛が現れたり、尿が出にくくなったりと症状が出てくることが多いです。

通常は尿と一緒に結石が出てくることが多いですが、出でこない場合は内視鏡などを用いた手術で摘出することになります。

通常、手術であれば入院して術後は経過観察、尿道カテーテルや点滴などが抜け日常生活に戻れるまで回復したら通常は1週間前後で退院できます。

血尿や膿尿が出た場合

血尿や膿尿が出る、発熱がある、隠部に不快感がある場合は、前立腺炎を引き起こしている事が多く、抗生物質などで前立腺炎の治療を行うことがあります。

こちらは内服薬や点滴で治療していけるため、早めの治療が効果的です。前立腺炎を併発した状態で放置すると、高温の発熱などで最悪の場合死に至るケースもあります。

発熱があり排尿時や陰部周りに問題がある場合はすぐに泌尿器科を受診してください。

こんな症状が現れたらすぐに受診しよう

以下のような症状が出ている場合は、すぐに泌尿器科を受診しましょう。

すぐに泌尿器科を受診した方が良い症状
  • 排尿時に痛みがある
  • 尿が濁っている、血尿が出る
  • 尿道から膿が出る
  • 睾丸が痛い
  • 最近頻尿になった
  • 最近残尿が多い、尿漏れをする

受診の判断がつかない、仕事が忙しくて中々行く時間が無いなど、お困りのことがあれば神楽岡泌尿器科の院長直通メールをご利用ください。

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まとめ

今回は前立腺結石について解説しました。無症状のうちは治療が不要なことが多いですが、痛み・血尿などの症状が現れた場合はすぐに受診、原因を特定して治療していきましょう。

神楽岡泌尿器科では、前立腺肥大や排尿時の問題を解決する情報を多く公開しています。「最近オシッコの出が悪い」「たまに痛くて原因がわからない」などお困りのことがありましたら、関連記事をご覧ください。

それでも解決しない場合は、メールでご相談いただけますと幸いです。

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