現在、高齢化の急速な進展に伴い、疾病全体に占めるがん、虚血性心疾患、脳血管疾患、糖尿病等の生活習慣病の割合が増加傾向です。また、死亡原因でも生活習慣病が約6割を占めている状況です。
また、生活習慣病の発症前の段階であるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者と予備群と考えられる者を合わせた割合は、男女とも40歳以上では高く、男性では2人に1人、女性では5人に1人の割合に達しております。
当院では、病気の早期発見や泌尿器科の疾患である結石の位置を詳細に特定できるよう、高性能なCTを導入しておりますので、メタボ健診(特定健康診査)にも対応しておりますし、結石の検査でCTを使用した際も合わせてメタボリック症候群の疑いがあるときは、解説・指導をしております。
メタボリック症候群(通称:メタボ)とは・・・
メタボリック(Metabolic)は「代謝」を意味し
シンドローム(Syndrome)は「症候群」を意味します。
直訳すると「代謝異常症候群」と言う意味です。
へその高さの腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上の人で、
高脂血症、高血糖症(糖尿病)、高血圧などこれらが複合した状態を言います。
メタボCT検査(内臓脂肪CT検査)では
メタボCT検査(内臓脂肪CT検査)では、体の輪切りを撮影し、画像化することで、内臓脂肪や皮下脂肪を直接見ることができます。
男女とも内臓脂肪面積が、100㎠以上で内臓脂肪型肥満の疑いです。
ウェスト周囲の計測では判らない「隠れ肥満」も、CTでは内臓脂肪の状態がハッキリ写し出すことができます。気になる方は検査を受けてみてはいかがですか?
★当院でのCT検査・メタボ健診(特定健康診査)の詳細についてはこちらをご覧ください★
【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など