大ピンチ!?尿道から膿がでる原因とは?

尿道から膿が出ている、排尿するとき痛い、でも相談しづらいこともあります。

いつもと違うと症状に悩んだらまずはこちらを読んでみてください。

解決できる方法を教えます!

【この記事をおすすめできる人】

  • 排尿時に尿道から膿がでた
  • 理由や原因がわからず焦っている
  • 泌尿器科にかかった経験がない
  • 性交渉をしているパートナーがいる

 

なぜ?尿道から膿がでる理由とは

尿道から膿が出るのは、尿道口から侵入した病原菌が、尿道の粘膜に感染して尿道炎を起こしているのが原因として考えられます。

これは男性に最も多い「性感染症」と言われています。

尿道炎は主に「性行為」によって起こり、性感染症とも言われています。普通の腟性交の他、オーラルセックスでも起こることが少なくありません。

下記の症状に心当たりのある方は要注意です。

  • 性行為があって2~7日後に、尿道口から濃い膿が多量に出て、強い排尿痛を認める場合は淋菌による尿道炎(淋菌性尿道炎)が疑われます。
  • 性行為があって1~3週後に、尿道口からやや水っぽい薄い膿が少量出て、排尿痛が軽い場合は、淋菌以外の病原菌による尿道炎(非淋菌性尿道炎)が疑われ、その約半数はクラミジアが原因です。

【尿道炎の主な症状】

  • 尿道が痛む
  • 尿道口から膿が出てくる
  • 尿道の不快感がある
  • 尿道口付近がかゆい

 

要チェック!膿の色で区別される原因菌

尿道炎は、排尿時の痛みや違和感を伴うことが多いです。

そして膿の色には、透明、白、黄、緑の4種類があり、色の種類である程度の原因菌の推定は出来ます。

特定には検査が必要なので必ず病院受診してください。

 

 

原因菌

透明色

クラミジア、マイコプラズマ・ウレアプラズマ、トリコモナス、ヘルペスウイルス、アデノウイルス、一般細菌(大腸菌など)

白色

クラミジア、淋菌、カンジダ、一般細菌(大腸菌など)

黄色

淋菌、一般細菌(大腸菌など)

緑色

淋菌

 

尿道から膿がでた際の治療は?

まずは、病院で受診し何が原因か特定することが大事です!

 

【検査内容】

  • 患部の視診:陰部の診察で尿道炎以外の性感染症が合併していないか確認します。
  • 尿検査:尿道口から膿が出ている場合は、顕微鏡検査で膿の中の微生物を確認したり、培養検査を行うこともあります。
  • 問診:症状やこれまでの経過、性行為やパートナーに関することをお聞きします。原因をしっかり精査するためにもご協力をお願いしたいです。

 

【治療方法】

  • 淋菌が原因の尿道炎の場合、点滴や筋肉注射で抗菌薬を投与します。
  • クラミジアが原因の尿道炎の場合、飲み薬の抗菌薬で治療します。
  • 他の性感染症を合併している場合は、複数の抗菌薬で治療することもあります。

 

鉄則!尿道炎を予防する対策方法とは

性行行為する際は必ずコンドームを使用する

コンドームを使用した性行為をこころがけることが大事です。

 

パートナーとも協力し合う

セックスパートナーの一方が治療をしても、一方が感染していればお互いに感染しあいます。

きちんとパートナーと話し合い、お互い病院に行くことが大切です。

 

風俗店の利用は控える

不特定多数の人との性行為は控えることなどが予防につながります。

 

まとめ

尿道から膿がでたら迷わず旭川の神楽岡泌尿器科にご相談を!

 

今回は、尿道炎について解説しました。

北海道旭川市にある神楽岡泌尿器科は、尿漏れ、頻尿、失禁、前立腺肥大、排尿障害、ED、性病、腎臓、お子様のオシッコのお悩みなど、泌尿器に関する幅広い治療を手掛けております。

当院の掲げる目標は、「排尿のかかりつけ医」になること。患者本位で、気軽に緊張せずに受診していただける病院づくりを目指しています。

 

病院まで来られない方々にも往診で対応可能です。患者さんご本人だけでは無くご家族の方々からのご相談にもお答えします。

「気になる症状や不安があるが、受診に踏み出せない」「忙しくて病院に行く暇がないが、早く安心したい」という方は、院長による無料メール相談も行っておりますので、まずはお気軽に疑問点や懸念内容をご相談ください。

 

【著作・メディア掲載など】

  • 2014年 『「気持ちいいオシッコ」のすすめ』(現代書林)刊行
  • 2016年 『現代の赤ひげ 医療最前線の名医9人』掲載
  • 2016年 『週刊新潮』(10/27 号)掲載
  • 2020年 『メディアあさひかわ』(4月号)掲載
  • 2020年 『メディアあさひかわ』(5月号)掲載
  • 2021年 『メディアあさひかわ』(5月号)掲載