腎臓の主な病気

糸球体腎炎

「腎炎」とも呼ばれ、若年期に多い。扁桃腺炎のあとに起こったりする。

発症年齢が高い場合は、慢性化しやすいので要注意。

腎盂腎炎

尿道や膀胱に生じた感染が、腎盂(腎臓と尿管の接続部〕、さらには腎組織へと広がった状態。

しばしば敗血症などの合併症を引き起こすため、ただちに抗生物質の治療を行う。

尿路の通過障害がある場合は、その解除が必要となる。

腎不全

腎機能が正常値の50パーセントを下回った状態。

進行すると腎臓の調節機能が失われるが、正常値の10パーセントを下回ると人工透析が必要となる。

人工透析の技術は進んでおり、長期間の通院、社会復帰が可能になっている。

腎結石

女性よりも男性に多く見られ、30-50歳代がピーク。痛みや不快感といった自覚症状のない場合もある。

結石が1cm以上の場合、あるいは尿路の通過障害の原因となれば外科的な治療対象となる。

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