腎臓の働き
- ①老廃物を体外に出す
- ②体の水分量を調節する
- ③体液中の成分を適度な状態に整える
- ④赤血球の成分や血圧を調節するホルモンなどをつくる
尿はどのようにしてできるのか
心臓は1分間に5リットルの血液を送り出しています。
そのうち約4分の1が腎臓に送られ、糸球体でろ過されて原尿となります。
その後、原尿の大部分は尿細管で濃縮され、最終的にはその約100分の1が尿となります。
腎不全とは何なのか
腎臓のはたらきが、正常の30%以下になり、 体内の老廃物や余分な水分を排泄できない状態をいいます。
●急性腎不全
大けがやショックなどで数時間から数日のうちに腎不全になる場合があります。
大部分が一時的なもので、適切な治療を受けることで回復する可能性があります。
●慢性腎不全
数ケ月から数年の年月をかけて徐々に病気が進行します。
腎臓は萎縮し、その働きは回復しません。
腎不全が見つかれば、必ず腎臓の専門医にみてもらい、その原因を調べてもらいましょう。
【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など