腸内環境を整えて免疫力UP〜いつもの生活にちょいたし「腸活」!

新型コロナウイルス、Covid-19の感染拡大に伴い注目されているのが、腸内環境を整える事による免疫力UPです。腸にはウイルスや細菌などの外敵を退治するための“前線基地"として、全身の約7割もの免疫細胞が存在しています。

 

腸内環境を整えるには、睡眠や休息も大切ですが、特に気をつけたいのが食べ物とそして運動です。前回の記事では、食べ物を取り上げましたので、食べ物以外の日々取り入れることのできる生活習慣運動について取り上げます。

 

「腸活」にはゆったりストレッチ〜体幹をねじる運動を

 

腸内環境を良くするには、いきなりハードな運動をするのはNGです。体力がついていないうちに、ハードなトレーニングをすれば、体全体が弱ってしまいます。普段運動不足の方、特にデスクワークの方は、腸に刺激を与える体を捻る運動を取り入れましょう。

 

本来人間の体は、多様な動きをすることようにできています。ところが、デスクワークをしていると、体を捻る動きというのはほとんどしません。

朝晩の軽いストレッチや、デスクワーク中に椅子に座ったままでも構いませんので、体を捻って体側を伸ばしたり、座りっぱなしで緊張している筋肉を緩めましょう。その時に、息を止めるのでなく、ゆっくり体の動きに合わせて深呼吸しましょう。

 

「腸活」〜気持ちを緩める時間を作ろう

 

「腸内環境」を整えるには、食事や運動も大切ですがストレスを溜め込まないことが大切です。現代で生活していて、ストレスを感じないようにしようというのは無理があります。もしそう心がけたとすれば、それは、むしろ「体や心が発する不調のサインを無視する」ということになりかねません。

日々の生活で、ほっと一息ついて心身を緩める時間を意識して作ることが大切です。働き盛りの人にとって、緊張を緩めるというのは、なかなか難しいことでもあります。日々のちょっとした時間でできるリラックス方法を紹介します。

 

一番簡単!深呼吸

いつでも、どこでもできる一番簡単なリラックス方法は、深呼吸。できれば、目を閉じると良いでしょう。

瞑想というと、非常に難しそうに聞こえますが、目を閉じて、深呼吸をすれば、立派な瞑想です。できれば、静かな場所で、座るか横になるかして体を動かさず、ぼんやりとしましょう。自然の中で、行うのも良いでしょう。

 

友人や家族とゆったり話をしよう

騒々しい場所ではなく、安全を感じられる、静かな場所で友人や家族、緊張しないでいい相手と、食事をしたり、飲み物を飲んだりしながら、穏やかに話をするのも良いリラックス方の一つです。

腸内環境は、感情と繋がっています。便秘がちという人は、仕事で行きたい時にトイレに行けない、食事が不規則などもありますが、緊張が続いていることも挙げられます。

家族や友人と健康に良い食事をゆっくり楽しみながら取る。忙しい人は、時間を意識的に作るよう心がけてみてください。

 

お腹のマッサージ

また就寝時横になった時に、お腹をマッサージするのもおすすめです。緊張が溜まっている方は、お腹の筋肉が硬くなっています。人はリラックスしていると、副交感神経、腹足迷走神経が優位に働き、体の緊張が緩みます。

緊張したままでは、睡眠の質が下がり、疲れも取れません。翌日のパフォーマンスにも響きます。

 

一つ一つは、ちょっとしたことですが、毎日、それを何十年も続けていると、結果は大きく違ってきます。私たちの体は、機械の部品のように交換できません。生まれてから死ぬまで、長寿の人は100年近く、同じ体で生きるのです。

ですから、いつまでも健康でいたい、若々しく、美しくいたいと思えば、その身体を大切に扱わねばなりません。

 

「腸活」は日々の生活習慣〜忙しい人ほど意識して

 

腸内環境に良い生活習慣を前回は食事、今回は、食事以外を中心に紹介しました。両方を読んでいただいた方にはお分かりかと思いますが、腸に良い生活習慣とは、体全体に良い生活習慣です。

前回の記事はこちらをご覧ください。
腸内環境を整えてダイエット~いつもの食事にちょいたし「腸活」!

「生活が荒れる」という表現がありますが、そういう時は、腸内環境も荒れています。暴飲暴食をせず、健康に良いバランスの良い食事をし、軽く運動をし、家族や友人と楽しい時間を過ごし、たっぷり睡眠を取る。それら全てを満たすことは、小さいお子さんがいたり、仕事が忙しかったり、高齢の親の面倒を見ていたり、人それぞれ事情があって、そう言った生活は夢のまた夢という方がほとんどだと思います。

「生活が荒れている」そんな時こそ、どれかひとつ腸内環境に良い生活習慣を取り入れてみて欲しいと思います。