子どものおちんちんトラブルで多い亀頭包皮炎。亀頭部分が赤くなったり、腫れたりして不快感があります。
亀頭包皮炎は薬で治すこともできますが、もちろんならない方がもちろん良いです。
今回は、子どもの性器に悩む保護者に向けて、亀頭包皮炎にならないための予防・改善は生活習慣で改善可を紹介していきます。
お母さんにとっては、子どものおちんちんはわかりにくい事も多いと思います。実際、お父さんでもよくわかっていない方が多いです。
記事を通して、家庭でできる知識も補ってみてくださいね。
子ども亀頭包皮炎の症状
子ども亀頭包皮炎の症状は、亀頭部分や包皮の皮膚に、赤身・ニキビのような赤い斑点・ただれ・かゆみ・痛み・不快感です。
幼児の男の子によくある病気のお話で、少し赤くなったり、むずかゆくなったりする程度しか症状が出ないこともよくあります。
子ども亀頭包皮炎の原因
亀頭包皮炎の原因は、包皮と亀頭部の間に細菌が繁殖し炎症を起こすためです。
子どもの場合、包茎が原因でおしっこの雑菌などが溜まり、かぶれてしまいがち。
包茎であると付近に雑菌が繁殖しやすくなるため、幼い頃から亀頭を出す指導をして自分で自然な形で出させるようにすると、亀頭包皮炎の予防になります。
日常生活で気をつけること
亀頭包皮炎にならないように日常生活では、こまめな水分補給と幼い頃から亀頭を出す指導をすることです。
亀頭包皮炎になった場合は、薬物治療で簡単に治りますが、子どもの将来を考えると亀頭を出す指導をして、自分で自然な形で出させるように指導したほうがいいでしょう。
包茎のままでは、おちんちんが清潔に保てず雑菌が繁殖しトラブルが続いてしまう事もあります。
男の子のおちんちんはとてもデリケートです。無理やり痛い思いは一切させず、きちんと指導して繰り返しむく練習を行うことで、亀頭包皮炎・包茎の予防ができます。
【事例紹介】子どもの亀頭包皮炎
実際に当院、神楽岡泌尿器科に受診された親子の事例を紹介します。

亀頭包皮炎になってしまいました。どうしたらいいでしょうか?
また、亀頭包皮炎は生活習慣やちょっとした知識で病気は予防できます。まずは原因となった包茎のため隠れている頭を出すことが、お子様の将来を考えると大切です。
子どものうちにきちんと指導すれば、将来手術なんて必要なく、痛みなくきちんと剥けます。
なかなかお母さんがそういった指導は難しいと思いますので、お父さんもあまり詳しくない場合などはお気軽に当院に来院されてご相談ください。

まとめ
子どもの亀頭包皮炎について解説しました。
現在日本ではお母さんが幼い子どもの面倒を見ることが多いです。しかし、小さな男の子のおちんちんの正しい知識が乏しいことも多く、お父さんであってもよくわかっていないこともあります。
亀頭包皮炎は薬ですぐに治る疾病ですが、勿論ならない方が良いです。水分をこまめにとり、痛みがない程度に包茎のため隠れている頭を出す習慣を身に着けてあげましょう。
しかし、子どもの性器については、医者とはいえ人に相談しにくいと思います。もし、恥ずかしくて受診を悩んでいるのであれば、無料メール相談窓口も用意しているため、お気軽にお問い合わせください。
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また、著書ではより詳しく子どものオシッコの習慣について書いています。おしっこに悩む全ての人に捧げた本なのでお悩みの方は参考にしてみてください。
著者:渋谷秋彦

【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など