子どものおちんちんの大きさに不安?小さく見える要因を泌尿器科が解説

子どものおちんちんの大きさに不安?小さく見える要因を泌尿器科が解説

子どものおちんちんの大きさについて、しばしば心配になる親御さんも少なくありません。

しかし、幼少期のおちんちんの大きさは成長とともに変化するため、大きさそのものに過度に不安を感じる必要はありません。

今回の記事では、子どものおちんちんの大きさについて、どのような要因で小さく見えてしまうのか詳しく解説します。

子どものおちんちんの大きさが小さく見える要因

子どものおちんちんの大きさが小さく見えるのには、以下のような要因が考えられます。

  • 脂肪に埋もれてしまっている
  • 包皮が長く隠れてしまう
  • 寒さで縮んでいる

ただし、これらの要因は一時的なものであり、通常の成長過程において自然に解消されていくため、心配するよりも成長を見守る姿勢を大切にしましょう。

脂肪に埋もれてしまっている

乳幼児の場合は、下腹部の脂肪が厚く、おちんちんが周囲のお腹の脂肪に埋もれてしまっているため、見た目上短く見えることがありますが、実際の陰茎の大きさは正常な状態である場合がほとんどです。

包皮が長く隠れてしまう

おちんちんの先端部分を覆う包皮と呼ばれる皮膚が長い場合、先端が見えにくくなるため、おちんちん全体が隠れるように小さく見えることがあります。

寒さで縮んでいる

外気温やお風呂に入る前後の温度による影響で、冷たい環境ではおちんちんは縮みやすく、これも一時的に小さく見える原因となります。

子どものおちんちんの大きさには個人差がある

子どもの体が発達していくスピードにもそれぞれのお子さんで違いがあるように、子どものおちんちんの大きさにも個人差があります。大人になっても同様に、おちんちんの大きさというのは人によってさまざまです。

他の子と比べておちんちんが小さく見えて心配に思う親御さんも多いかと思いますが、見た目上小さいだけであれば問題はありません。

また、乳幼児の場合は、おちんちんが奥のほうに隠れていることも多く、正確な大きさを測るのは難しいものです。

おちんちんが小さいと思っていてもほとんどの場合、正常であることが多いため、小さいという理由だけで過度に不安を感じる必要はないのでご安心ください。

子どものおちんちんもデリケートな部分なので、強く押して大きさを確かめるようなことはできるだけ避けるようにしましょう。

子どもの小陰茎症(マイクロペニス)の基準

子どものおちんちんの大きさが正常かどうかを示すひとつの目安となる基準として、小陰茎症(マイクロペニス)があります。

小陰茎症(マイクロペニス)とは、おちんちんが正常な形でありながら、長さが年齢の平均値と比べて極端に短い状態のことをいいます。

正確なおちんちんの大きさは、下腹部を押さえると触れる恥骨からおちんちんの先端まで伸ばした長さ(伸展長)を指します。

ただし、測定する際は、正しい向きとひっぱり具合で計る必要があるため、子どもの正確な陰茎の長さを計測することは意外と難しく、経験も必要となります。

そのため、ご自宅で測った場合の数値とは必ずしも一致はしませんが、小陰茎症(マイクロペニス)の基準は、おちんちんの伸展長が乳幼児で2.5㎝、小学校低学年で3.0㎝が目安です。

まとめ

子どものおちんちんの大きさについて心配になる親御さんは多いですが、成長の過程で次第におちんちんの大きさは変化していくことがほとんどです。

小陰茎症のような医学的な問題が疑われる場合は、泌尿器科などの専門医に相談することをおすすめしますが、通常であれば乳幼児のほとんどが、成長とともに自然に発達していきます。

子どものおちんちんの大きさをほかの子と比べてあまり心配なさらず、どうしても気になるときは、乳幼児健診などの際に先生に相談してみてくださいね。

当院、神楽岡泌尿器科でも、おちんちんの大きさのみならず、子どものおちんちんに関するお悩みがあれば無料のメール相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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