患者さん相談内容
年齢 : 70代 男性 職業:農業
症状 : 症状は排尿困難、本来出す分の2割程度しか1回に排泄できなくて、おしっこが非常に近いとお悩みの患者さんのお話です。
先生の診断
農業に従事されている方は、こまめに水分補給しづらいなど環境的要素があると以前にもお話しましたが、こういった症状の方が多いように思われます。
当院としては、いつかこういった病状の方がいなくなるその日まで、何度でもお伝えしていこうと思っています。
先生の回答
【水分はまめにとる】
【少しでも体に変化があった場合は気軽に、早く病院で受診する】
遠方の方なんですが、地元の病院で手術を進められ、本人も自覚症状が強くあったということで、患者さんの希望として、旭川の手術実績のある病院、そして、通常2週間程度の入院が必要な手術を日帰りでできるということを知っての来院でした。
しかし、こちらの患者さんは症状を長く放っておいたのでしょう。
病状は本当に詰まる一歩手前というくらい悪化していて、すぐに手術というわけにはいきませんでした。
症状を緩和させるお薬の治療を初めて、それからの手術とすこし治療や来院に時間や回数がかかることになったのです
この患者さんは【日帰り手術】という言葉のイメージでしょうか、非常に【気軽な治療】ととらえられていたようでしたが、残念そうにされていました。
何度でもお伝えします。
【少しでも体に変化があった場合は気軽に、早く病院で受診する】
どうかよろしくお願いいたします。
【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など