高血圧Q&A⑯ 血圧を下げるくすりにはどのようなものがありますか?

高血圧の仕組みと治療についてわかりやすい全18問のQ&A形式でご紹介いたします。
ご自身やご家族の健康維持に是非お役立てください。

今回は、「Q16 血圧を下げるくすりにはどのようなものがありますか?」をご紹介いたします。

【過去記事一覧】
Q1 血圧とはなんですか?
Q2 なぜ高血圧を治療しなければいけないのですか?
Q3 高血圧によって引き起こされる合併症にはどんなものがありますか?
Q4 高血圧はどうして起こるのですか?
Q5 高血圧と診断される血圧基準値はどのぐらいですか?
Q6 朝だけ血圧が高くても合併症の危険があるのですか?
Q7 家庭で血圧を測るとき、どのようなことに注意すれば良いですか?
Q8 高血圧と診断されたらどのような治療をしますか?
Q9 メタボリックシンドロームにも高血圧は関係がありますか?
Q10 血圧はどれくらいまで、下げればいいですか?
Q11 食事療法について教えてください
Q12 高血圧で治療中ですが、お酒は飲んでもいいですか?
Q13 高血圧でもタバコは吸ってもいいですか?
Q14 肥満と高血圧は関係があるのですか?
Q15 運動療法はどんな運動が適切ですか?

 

Q16 血圧を下げるくすりにはどのようなものがありますか?

主なくすりは下記の通りです。

どれも医師の処方箋が必要なくすりです。
生活習慣の見直し後も血圧が改善されない時に降圧薬の服用を始めます。

高血圧はくすりでコントロール出来ますが、よほどの生活習慣や体重の改善がない限り治る病気ではありません。

したがって、くすりは自分で勝手に中断しないで下さい。

 

代表的な降圧薬の組み合わせ

降圧薬は、患者さんの状態や合併症の有無に合わせて処方されます。

1種類で血圧が十分に下がらないときには、作用の異なる降圧薬を組み合わせて服用します。
また、2種類の成分が1錠に入ったくすりもあります。

以下のどのようなくすりの組み合わせを用いるかは、主治医と相談しましょう。
なお、合併症により、これら以外の組み合わせが用いられることもあります。