高血圧の仕組みと治療についてわかりやすい全18問のQ&A形式でご紹介いたします。
ご自身やご家族の健康維持に是非お役立てください。
今回は、「Q8 高血圧と診断されたらどのような治療をしますか?」をご紹介いたします。
【過去記事一覧】
Q1 血圧とはなんですか?
Q2 なぜ高血圧を治療しなければいけないのですか?
Q3 高血圧によって引き起こされる合併症にはどんなものがありますか?
Q4 高血圧はどうして起こるのですか?
Q5 高血圧と診断される血圧基準値はどのぐらいですか?
Q6 朝だけ血圧が高くても合併症の危険があるのですか?
Q7 家庭で血圧を測るとき、どのようなことに注意すれば良いですか?
Q8 高血圧と診断されたらどのような治療をしますか?
高血圧の治療には非薬物療法と薬物治療があります。
非薬物療法とは
非薬物療法とは食事療法や運動療法のことで、これまでの不適切な生活習慣をただすことで血圧を下げる治療法です。
高血圧の程度が軽い場合は、生活習慣の修正だけで正常血圧まで低下し、降圧薬をのまなくてすむ場合があります。
薬物療法とは
生活習慣の修正をしても十分な血圧低下が得られなければ、薬物療法をしますが、生活習慣の修正はとても大事なので必ず続けます。
それによって降圧薬の種類や量を減らすことができます。
なお、頻度は低いですが、他の病気が原因で起こる高血圧(二次性高血圧)の場合は、高血圧の原因となっている病気の治療が優先されます。
【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など