男性のお悩み

残尿感がある

おしっこをした後も、尿が出きっていない・残っていると感じがあると、気になって何度もトイレに行きたくなります。

残尿感の原因となることが多い病気は様々です。

尿が近い

尿が近い(頻尿)という症状は、個人差がありかなりあいまいなものです。飲水量が多ければ回数が多くなりますし、水分を控えたり汗をかいたりすれば尿の量が減って回数も少なくなります。

泌尿器科的異常があるかそうでないかは、尿の量と排尿した量によります。

正常な排尿量とは?

正常な排尿量とは、1日約2000ml(CC)の尿が作られ、1回に300ml(cc)程度で排尿、結果1日6~7回の排尿となります。

夜間はおしっこに起きる必要はなく、0回が正常と考えられます(子供のおねしょと同じ理屈です)

自分のおしっこの排尿量、排尿時間をチェックしてみましょう。

尿が出づらい

排尿量が少ない場合(200ml以下)

大量の尿が時間をかけて出る場合(1分以上)

いきみをかける場合

むくみがある場合

排尿すると痛い

排尿時に痛みを伴う場合は、感染や炎症が伴っている場合です。

発熱がある場合

  • 腎盂腎炎や前立腺炎の可能性があります

発熱を伴わない場合

尿が漏れる

膀胱の過敏性が増すと尿意が強くなりその状態が長期にわたると漏れることになります。

麻痺など身体の動きが妨げられる状態でも間に合わない漏れが起こります。

血尿(尿に血が混じる)

排尿に痛みがあれば膀胱炎の合併です。背中や腹部の痛みがあれば尿路結石の疑いがあります。

痛みも何もなく出る血尿は、腎炎(腎臓についてへ)や尿路腫瘍の疑いがあります。

何となく元気が出ない

女性ほど急激ではありませんが男性も男性ホルモンの低下により更年期様の症状を示すことがあります。

男性機能の低下が一緒に起こる場合は、ED治療へ(ED治療について)

軽度のうつ症状や甲状腺機能の低下なども同様の症状をきたします。
貧血や内臓の疾患、尿路の癌なども同様です。

腰や背中が痛い

一番多い症状は尿路結石によるものです。腎臓の腫瘍や尿の流れが悪くなることで同様の症状をきたします。

腎臓由来の痛みは原則片側(右か左どちらか)で、全体的な腰痛の場合は、整形外科的疾患や消化器の疾患を疑います。

陰部がかゆい

外陰部の感染やかぶれで起こります。もちろん不潔や無意識に掻くことで皮膚の炎症も起こります。

陰部白癬、真菌(かび)が原因で起こります。いわゆるインキンタムシです。抗真菌薬で治癒します。

性病の疑いがあり、陰毛に卵様の白いものが見られれば毛じらみの可能性があります。駆虫剤を使います。

陰茎(ペニス)の包皮が腫れてかゆくなる場合は、亀頭包皮炎やヘルペスが考えられます。

当院では、院長による無料メール相談を行っています。

・気になる症状はあるが、受診しようか迷っている

・病院に行く時間がなかなかとれない

等の方はお気軽にご連絡ください。

また、泌尿器関連の疾患は、身の周りの方には相談しづらく、ご自身で判断してしまいがちな診療科目です。早期の治療こそが、スムーズな回復へと繋がるため、気になることがある方は一度ご相談ください。