骨盤性器脱について
女性特有の症状で、腸や膀胱、子宮が女性器から落ちて脱出してきてしまう症状です。
この症状は多くの女性の隠れた悩みになっており、排便や排尿時のいきむ(ふんばる)習慣や、老化、閉経などによる筋力の衰えが原因です。
多くに共通するのが、若い時から、いきんで排便や排尿をする方です。
これは例えるなら、そのあたりを支えている筋肉を『ハンモック』に例えると分かりやすいです。
ハンモックにいつも重たいものを載せて加重している(ふんばっている)と、ハンモックは長い時間をかけて、徐々に伸びたり、緩んだりするはずです。
若いころからふんばっていつもこの辺りの筋肉の負荷を続けていると、筋肉のしまりが弱くなり、支えていた上の臓器(子宮、腸や膀胱など)が落ちてきてしまうということなんです。
症状が悪化している場合は手術が必要で、その後リハビリをしなくてはいけません。
もちろん、悪化する前に早期の受診をおすすめしますが、なにより大切なのは、予防の習慣です。
いぜんから、先生がおっしゃられている通り、気持ちの良い排尿が鍵です。
適当な水分補給、適量を膀胱に溜める、そして、気持ちの良い排尿。
いつも、ふんばって排尿されている方は、すぐに改善しましょう。
『気持ちのいい排尿』は健康の元と言えるのではないでしょうか。。。
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【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など