患者さん
排尿後の不快感で、久しぶりに来院された男性のお話です。
タイトルの通り、患者さんの悩みは、排尿後に少し残った感じや下腹部の不快感があるとのことです。
先生の回答
まず、こういった症状で来院される方の多くは、以前にも同じような症状で来院した経験がある方です。
しかし、排尿後の不快感は、特段の苦痛があるわけでもないので、長い間放置されてしまう場合が多く、今回の2度目の来院も、なかなか来院まで悩まれて、時間がたっておりました。
今時期は、気温が上がり、外仕事が増える季節で、どうしても、水分が不足しがちになり、排尿の不快感をお持ちの方が増えます。
こういった症状は、早期発見、早期治療が第一で、ほとんどの場合は、生活習慣の見直しで、症状も改善します。
以前のブログにも書きましたが、日中夕方まで、適切に水分補給をして、気持ちよく排尿すること。
非常に簡単な治療や指導で済む場合が多いのですが、医師と患者さんのコミュニケーション不足などでも、来院しづらい原因は多くありますから、当院としては、出来る限り、患者さんが来院しやすい環境作りを心がけています。
ですから、ちょっとした不快感や体の変調などでも、早めに来院いただきますようお願いします。
当院のコンセプトは気持ちのいい排尿をしてください!ということです。それが本来の健康的な体をつくります。
水分補給や生活習慣などの指導で、人間が本来もっている力をきちんと活かすこと。
神楽岡泌尿器科は、そのように指導しています。
当院でお伝えしている水分の摂り方やトイレの方法などをまとめた書籍もございます。
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【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など